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繊維技術課
繊維技術課では、県内の繊維産業の技術力向上を目的として繊維素材の高機能化、高付加価値化に関する研究開発をおこなっています。
また、日本工業規格(JIS)に規定される繊維関連試験(染色堅ろう度試験、耐光堅ろう度試験、繊維物理試験、組成繊維試験など)をおこなっています。この他に経済産業大臣指定の伝統的工芸品である博多織、 久留米絣の製品開発などの支援を実施しています。
機能材料チーム
成果紹介
洗濯や摩擦で色移りしない久留米絣製品の開発
色落ちや色移りのない高品質な絣
従来の久留米絣の染色技術では、染料の規制、色移り、色落ちの課題がありました。 新たな染色技術の開発により、濃色でコントラストが鮮明、洗濯による色落ちや色移りのない高品質な絣を実現しました。これにより多彩な色の表現が可能となり洋装や雑貨など新規需要を開拓でき海外でも販売を開始しました。
セリシン絹パイル織商品の開発
開発した「うるおいミトン」
絹の成分であるセリシンが糸に定着している割合やセリシン絹パイル織商品としての機能を調べたいとの相談がありました。 セリシンの定着率やセリシンを糸に定着させた織物の吸水性、速乾性、風合いなどを調べました。
美肌効果が期待される製品として「博多つや肌」が商標登録され、平成21年度より販売を開始しました。