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繊維技術課
繊維技術課では、県内の繊維産業の技術力向上を目的として繊維素材の高機能化、高付加価値化に関する研究開発をおこなっています。
また、日本工業規格(JIS)に規定される繊維関連試験(染色堅ろう度試験、耐光堅ろう度試験、繊維物理試験、組成繊維試験など)をおこなっています。この他に経済産業大臣指定の伝統的工芸品である博多織、 久留米絣の製品開発などの支援を実施しています。
機能材料チーム
成果紹介
洗濯や摩擦で色移りしない久留米絣製品の開発

色落ちや色移りのない高品質な絣
従来の久留米絣の染色技術では、染料の規制、色移り、色落ちの課題がありました。 新たな染色技術の開発により、濃色でコントラストが鮮明、洗濯による色落ちや色移りのない高品質な絣を実現しました。これにより多彩な色の表現が可能となり洋装や雑貨など新規需要を開拓でき海外でも販売を開始しました。
未利用ウルシ材による染色性及び抗菌性の発現

JR上米内駅にて販売されている漆染め繊維
(出典:盛岡経済新聞2024.4.11)
漆を採取した後の心材である漆材は未利用の資源です。その漆材から染色液を抽出し、漆染めに取り組みました。漆材にはフラボノイドを主とした抗菌活性成分が含まれており、その成分を高濃度で抽出する方法を用いて、染色を行いました。その結果、ナイロン、絹、毛で染色性及び抗菌効果があることが分かりました。この成果を用いて令和6年度から漆染め繊維製品を販売しています。
快適なマスク開発

「正しいマスク」
長時間着用しても快適なマスクの開発について相談を受けました。快適性要因と推察される口元空間の保持と形状記憶性能に着目して検討を行いました。口元空間の保持性能は着用時形状の圧縮強さを、形状記憶性能は荷重をかけた後の形状の戻り量を評価、改良し、令和3年度に「正しいマスク」の商品名で販売を開始しました。
インクジェットプリントによるシリコーン素材へのオンデマンド加飾プロセスの開発
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太宰府市マンホール蓋を模擬した加飾シリコーングッズ試作品例
シリコーンゴムは、耐寒耐熱性がよく、人体に安全なため医療・食品関係でよく利用される材料です。しかし、撥水撥油性のため印刷が難しく、印刷物の発色性・耐久性などに課題がありました。そこで、保有技術である表面加工、インクなどを検討することで、水性インクによるシリコーンゴムへのインクジェット印刷技術の開発に成功しました。さらに、表面保護技術を開発し、耐久性の課題を解決し(実用新案登録3236937号)、令和5年度に実用化しました。