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  4. 令和3年度 生物食品研究所 指導事例

令和3年度 生物食品研究所 指導事例

  1. コピー数異常の遺伝子変異の診断法について
  2. 抗菌スプレーの安全性について
  3. 料理の味の安定化について
  4. 酵母の同定法について
  5. 食品製造副産物の有効利用方法について
  6. 食品製造における微生物汚染と対策について
  7. 調味料製品の品質管理及び試作開発について
  8. 自社製品の成分分析について
  9. 吟醸酒用麹の酵素力価分析について
  10. 鑑評会出品酒の酒質向上について
  11. 製紙スラッジ中のパルプ成分量測定について
  12. 包装用フィルムの引裂強さ測定について

1.コピー数異常の遺伝子変異の診断法について

生物資源課

特定の遺伝子のコピー数異常が原因で細胞ががん化する場合があることから、コピー数の判定法について相談を受けた。変異のあった細胞だけなら容易に判定可能であるが、通常は多くの正常な細胞が混在するため、精密な遺伝子数の測定が可能なデジタルPCRによる判定を推薦した。

2.抗菌スプレーの安全性について

生物資源課

 抗菌スプレーを製品化したいが、安全面が心配なので成分分析をしたいとの相談があった。厳密には、成分分析しても安全性の証明にはならないことを指導した。

3.料理の味の安定化について

生物資源課

 料理を成分分析して常に同じ味を再現できるようにしたいとの相談があった。成分分析の項目は多岐にわたり費用も高額であること、分析の結果から味を再現することは非常に困難であることを説明し、料理の味をなるべく一定に保つためには原材料の質、量、調理条件等を厳密にマニュアル化するしかないことを指導した。

4.酵母の同定法について

生物資源課

酵母のrRNA geneによる同定法について教えてほしいという相談があった。酵母DNAの抽出法、rRNA geneの特定の領域をPCRするプライマー配列、PCR条件、シーケンス用プライマー配列等、一連の同定方法を指導した。

5.食品製造副産物の有効利用方法について

食品課

食品副産物の有効利用について相談があり、酵素反応条件最適化、有価物抽出・精製、乾燥粉末化等の加工食品製造方法について指導を行った。

6.食品製造における微生物汚染と対策について

食品課

加工食品の微生物汚染に関する相談があり、製品・製造設備の微生物汚染検査法と改善方法を指導した。

7.調味料製品の品質管理及び試作開発について

食品課

調味料製品の品質管理及び試作開発に関する相談があり、各種品質の評価方法の指導(微生物・粘度・水分活性等)及び真空凍結乾燥・ホモジナイザー・粉砕機・レトルト殺菌機等による試作支援を行った。

8.自社製品の成分分析について

食品課

自社製品に含まれる、有機酸や総ポリフェノール量等について、測定方法及び測定原理の指導を行った。

9.吟醸酒用麹の酵素力価分析について

食品課

吟醸酒用麹の酵素力価分析に関する相談があり、麹の酵素力価として、グルコアミラーゼ、α-アミラーゼ活性の分析指導を行った。

10.鑑評会出品酒の酒質向上について

食品課

鑑評会出品酒の酒質向上に関する相談があり、酒造工程の臨場による技術指導及び数理管理を導入した酒造りを指導した。

11.製紙スラッジ中のパルプ成分量測定について

機能材料課

古紙を使用した再生紙の製造工程で発生する製紙スラッジ中のパルプ成分量を調べたいとの相談を受け、各製紙スラッジの灰分量測定による評価を行った。

12.包装用フィルムの引裂強さ測定について

機能材料課

包装用フィルム各種の引裂きの強さと裂け具合を調べるために、引裂試験機による測定法の指導を行った。

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