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令和4年度 インテリア研究所 指導事例
1. 新規開発スライドレールの音評価について
技術開発課
食器棚における新規開発の引戸スライドレールと既存品について、開閉時の発生音測定と評価比較に関する相談を受けた。当所保有の携帯型騒音計を現地に持ち込み、測定・評価法を指導した。その結果、開閉音の客観的な比較について目途が立った。
2. 家具縁貼りシールのプライマー処理について
技術開発課
縁貼りシールのロット変更後、家具の引出し鏡板が剥離する問題が発生し、争点としてプライマー処理の有無確認について相談を受けた。現物から剥がした正常品と課題発生品のFT-IR分析を行い、いずれもプライマー処理されている旨説明を行った。また、生産工程での条件確認について指導を行った。
3. 木製弦楽器用の曲げ加工について
技術開発課
ある木製弦楽器の試作を行いたいと相談があり、ボディのサイド材の曲げ加工方法の指導を行った。現行品を参考にして曲げ加工用の木型を作製し、合板の曲げ加工条件の指導を行った。
4. 高齢者用安楽椅子の評価とその結果について
技術開発課
開発した椅子の座り心地について意見が欲しいということから、体圧分散測定を行い、その結果から考察した。安楽椅子という視点からどのような圧分散が適切か説明し、座面・背もたれの形状や材質の修正をどのように行えば改善するかもしれないといったアドバイスを行った。
5. ウォーターサーバーのデザインについて
技術開発課
陶器性のウォーターサーバーを自社で設計・商品化したが、もっと機能的で、おしゃれにしたいとの相談があったため、現代のライフスタイルを考慮した小型でシンプルな形状にする提案を行なった。