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  4. 令和4年度 機械電子研究所 指導事例

令和4年度 機械電子研究所 指導事例

  1. ステンレス鋼の最適溶接条件の検討
  2. 精密鋳造品の割れ原因
  3. めっき製品の腐食原因 
  4. ナノ金属組織解析システムでの金属組織の分析手法
  5. 3Dデジタイザを用いたインペラの測定評価
  6. 非接触式表面形状測定システムを用いたフィルムの測定
  7. 乾燥炉内の温度分布評価について
  8. 鉄板締結金具の3次元変形挙動計測について
  9. 紫外領域の反射率、透過率測定
  10. 残留磁気の消磁

1.ステンレス鋼の最適溶接条件の検討

材料技術課

ステンレス鋼のレーザ溶接最適条件について相談があった。溶接の評価方法を提案すると共に、文献や弊所データベースを基にした溶接条件の助言を行った。

2.精密鋳造品の割れ原因

材料技術課

精密鋳造された鋳鋼製品に割れが多発しているとの相談があり、聞き取りを行った。割れ発生品には微量成分の違いと金属組織の異常が見られたため、成分の調整方法について助言した。

3.めっき製品の腐食原因

材料技術課

当該製品は海外でめっき処理されている。施工後、約6ヶ月(ユーザーに引き渡し前)で腐食が発生したとの相談があった。未使用品と施工品のマクロ観察、成分分析の結果、めっき不良が原因と示唆された。検品の徹底を指導した。

4.ナノ金属組織解析システムでの金属組織の分析手法

材料技術課

一般に金属組織の観察は金属を鏡面に研磨・エッチング後に、目視,光学顕微鏡,電子顕微鏡等により行なわれている。ナノ金属組織解析システムでの金属組織観察についての相談があったことから、ナノ金属組織解析システムの機能である2次電子線像、反射電子線像を用いた撮影方法を指導するとともに、その像コントラストの意味について解説を行い、他の機器では得られなかった金属組織に関するデータの取得を可能とした。

5.3Dデジタイザを用いたインペラの測定評価

  生産技術課

金属3Dプリンタで造形したインペラ(羽根車)形状について、設計(CAD)データ通りに造形できているか確認したいという相談を受けた。そこで造形後及び熱処理後のインペラを3Dデジタイザにより3Dスキャンを行い、羽根の厚みや変型量を評価することで、造形モデルの設計変更を支援した。

6.非接触式表面形状測定システムを用いたフィルムの測定

生産技術課

転写で製造された微細な凹凸を持つ半透明なフィルムについて、実際にどのような形状が得られているか確認したいという相談があったため、非接触式の表面形状測定システムを用いて3次元形状の測定を行い、形状データから高さ等必要な数値を取得することで支援を行った。

7.乾燥炉内の温度分布評価について

機械技術課

乾燥炉内の温度分布を把握するために、熱流体解析を行った。不明な解析条件を推定するために、乾燥炉内外を熱電対や熱画像を用いて、運転データの取得を行った。

8.鉄板締結金具の3次元変形挙動計測について

機械技術課

鉄板を溶接せずに連結する金具の性能を評価するために、引張試験時にデジタル画像相関法による3次元変形計測を実施し、荷重に対する金具と平板の3次元変形挙動を明らかにした。

9.紫外領域の反射率、透過率測定

電子技術課

金属や樹脂、ガラスなどの全光線反射率及び透過率を測定し、製品に使用する部品選定を支援した。

10.残留磁気の消磁

電子技術課

交流消磁を行うためのコイルの条件を磁界解析により導出し、残留磁気の消磁の支援を行った。

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