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機能材料課

機能材料課は、種々の機能性を持つ紙・パルプ関連材料の開発をおこなっています。また、これらの技術を活かし、ものづくり中小企業の支援に取り組んでいます。さらに、県南地域には昔からの伝統的な手漉き和紙の技術を生かした 機械和紙や抄造法による建材製造企業があり、これらの企業への技術支援もおこなっています。

機能材料開発チーム

機能性を持つ紙・パルプ関連材料に関する研究開発をおこなっています。近年では「無機化合物を用いた防炎紙の開発」、「消火器薬剤と無機化合物を用いた難燃薬剤の検討」等を行いました。
また、製紙物性試験室において、紙関係の各種物性試験機器を設置し、機器の有償利用や、依頼試験を実施し、中小企業の製品開発の支援をおこなっています。

成果の紹介

セラミックス担体を用いた細胞培養バッグ

セラミックス担体を組み込んだ細胞培養バッグの試作品の画像

セラミックス担体を組み込んだ細胞培養バッグの試作品

哺乳類細胞の高密度培養を高い安全性、簡便な操作性、小スペースで行える新たな細胞バッグ培養システムの開発を企業と共同でおこなっています。これまでに、当研究所で開発した付着系哺乳類細胞に対する親和能力の高いセラミックス担体をガス透過性のバッグに組み込んだ高密度細胞培養、高効率タンパク質生産を可能とする細胞培養バッグの試作品を完成させました。

静電紡糸ナノファイバーの作製ならびに細胞培養担体への応用

静電紡糸ナノファイバーの画像

静電紡糸(別名エレクトロスピニング)法を用いて作製した「ナノ」レベルの極細繊維集合体からなる不織布を開発し、再生医療や有用タンパク質生産用のバイオマテリアルとしての応用を図っています。これまでに、シリカからなるナノファイバー不織布(Fig.1)を用いて人工骨基盤材料(Fig.2)ならびに肝細胞培養基材(Fig.3、4)を開発しました。また、バイオ分野以外でも、本不織布の「表面積効果」「高空隙率効果」を用いた新規高機能性不織布の開発にも取り組んでおります。

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