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機械技術課
機械技術課は、材料強度評価チームと熱エネルギーチームで構成されています。
材料強度評価チーム | 強度解析・評価技術 実体計測評価技術 非破壊評価技術 |
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熱エネルギーチーム | 熱流体技術 省エネルギー技術 |
これらの技術を活かして「ものづくり支援」、「自動車・電子部品関連事業」、「省エネルギー」等に関わる研究開発と技術支援に取組み、関連する幅広い業界に対応しています。特に、「デジタルエンジニアリング(CAE)を使った効率的な製品設計・評価」に取り組んでいます。
材料強度評価チーム
材料強度評価チームでは,コンピュータシミュレーションによる工業製品・材料の力学的評価技術,評価機器による製品、材料の機械的性質の評価及び非破壊評価技術をもちいて「ものづくり」をおこなっている企業全般に支援をおこなっています。
成果紹介
レールボンド用打音検査装置の開発
ハンマー式打音検査装置
列車位置を検知し信号機等を制御する役割を持つレールボンドにおいて、打音から自動でろう付け部の良否を判別する打音検査技術を開発しました。
組立式避難・点検階段 のぼーるの開発
組立式避難・点検階段 のぼーるの開発
県内企業が開発した人力により組立可能な避難・点検階段「のぼーる」の軽量化を支援しました。載荷試験、CAE(構造解析)により従来比で約30%軽量化しつつ従来品と同等の強度を維持する踏板を開発しました。
熱エネルギーチーム
熱エネルギーチームでは、熱流体解析や熱流体可視化計測などを活用し、県内企業の製品開発における熱や流体に関連した技術課題の解決に取り組んでいます。
成果紹介
超精密洗浄ノズルの開発
マイクロアイスジェットによる半導体の超精密洗浄
ノズルから微小な氷粒子や過冷却水滴を超音速で噴射することができる超精密洗浄ノズルを開発しました。開発した洗浄ノズルは半導体製造装置に搭載され、半導体の品質の向上に役立っています。
ナノ粒子分散装置の開発
金属ナノ粒子の分散処理
(左:処理前、右:処理後)
電子部品の原料がナノサイズ化する中で、ナノ粒子の凝集が課題となっています。開発した分散装置は、ナノ粒子にダメージを与えずに分散ができる特長があります。分散処理により変形が生じ特性が低下しやすい、金属ナノ粒子の分散などに利用され、電子部品の微小化、高性能化に貢献しています。